こんにちは、タロです。
マインドフルネスの練習5週目、終了しました。
WEEK5は、食べるときは「食べること」に専念するでした。
この練習を通して感じたことや気づきについて共有させていただきたいと思います。
目次
今回の練習は、食べたり飲んだりしているときに、他のことをしないようにするでした。
ダイニングテーブルから見えるところに、「食べることに専念する」と書いた紙を貼って挑戦しました。
自分が思っていた以上に、自分の食べるスピードが速いことがわかりました。
よく噛むように意識をすると、顎が疲れました。
日頃、どれだけ噛んでいないのかを実感させられました。
そして何よりも、「食べること」だけに意識を集中させることが思いのほか難しいことに気づきました。
気を抜くと、スマホや本に向かう自分の右手がありました。
噛んでいる時間がもったいないという思考に陥っていたのでしょうか。
会社員時代の名残かと思っていましたが、もしかしたら学生の頃からそうなのかもしれません。
自分がいかに食事に集中していないかということを痛感させられました。
本を開いたり、パソコンを開けたりして、自分にはやることがあって、「ただ食べるだけ」のために時間を無駄にしないのだということを示そうとするのです。
『「今、ここ」に意識を集中させる練習』より引用
「食べること」さえ時間の浪費に思えるなんて、悲しすぎますよね。
食は私たち自身の一部になる重要な行為なのに。
自分を大切にできていないのも、食への意識が関係していそうです。
食事に限らず、何かをしながら他の何かをしていることは多くあります。
いずれも時間が惜しい、時間を有効活用したいという考えから行っている行為です。
このような場合、自分の意識はどこにあるのでしょうか。
少なくとも片方の行為は無意識で行われていますよね。
それによって事故やミスが起きやすくなっている可能性もあります。
なんとなく時間が過ぎて行っていると感じるのもこのせいかもしれません。
1つの動作に集中することってそんなに悪いことでしょうか。
今目の前にあることに意識を集中できるって豊かなことですよね。
忙しそうにしている周囲に流されることなく、自分の時間を堪能したいものです。
「ながら行為」をせずにいられない理由として、当書ではこう指摘しています。
どうやら私たちは、1日のうちにどれくらい仕事をしたか、長々と続く「TODOリスト」の項目をいくつ線で消したかで、自分の価値が決まると思っているようです。
『「今、ここ」に意識を集中させる練習』より引用
この指摘にはドキッとさせられました。
まさにその通りだと思っていたからです。
1日にどれだけたくさんのことをこなせるかどうか。
質より量を重視していた自分に気づかされました。
食べ物にまったく注意を払っていなければ、その食べ物がそこにないも同然です。お皿にあるものをすべて平らげても、まだ満たされない思いが残ります。すると、さらに食べ続けてしまい、お腹が苦しくなるまで止められません。
『「今、ここ」に意識を集中させる練習』より引用
食事で質より量を求めがちなのも、無意識が原因なようです。
無意識の食事が肥満を引き起こし、生活習慣病の原因になっているのかもしれません。
無意識で食べることの怖さを感じました。
マインドフルに気持ちを込めながら食べれば、たとえひと口でも、食べることが豊かで多彩なものになります。
『「今、ここ」に意識を集中させる練習』より引用
量だけを求めてお腹を満たしても、なぜか心が満たされない。
一方で、カフェで食べるランチが美味しく感じるのは、五感をフルに活用して味わっているからですね。
普段の食事においても、“「その瞬間に意識を置くこと」”で豊かな気持ちになれるはずです。
食事に限らず、日々の生活を存分に味わいたいものです。
“食べることに専念する”という張り紙を見た夫から「我が家の家訓が増えたね。」と言われました。
キッチンには、WEEK2の“痕跡を残さない”という張り紙を貼り続けています。
確かに、いずれも家訓のようですね。
だからといって、夫はそれを行動に移そうとはしませんが、少しは意識してくれていると良いなと思っています。
“食べることに専念する”もしばらく貼り続けようと思います。
WEEK6は、心からの「ほめ言葉」を伝えるです。
1日に1回で良いそうです。
取組むコツとして、紙に「ほめる」と書いて目につくところに貼るように書いてありました。
また家訓が増えますね。
人からほめられたら、それを意識して聴くようにとも書いてありました。
ほめるって意識しすぎると逆に難しそう。
果たして、今週末にはどのような効果を感じているのでしょうか。
皆さんもよろしければ一緒にチャレンジしてみてください。
それでは、また。