こんにちは、タロです。
息子が通うこども園から、先週の金曜日にクワガタを1匹譲っていただきました。
息子と夫がクワガタ係となり、飼育していく予定でした。
しかし、大変残念なことに、昨日の朝、息を引き取りました。
このことを書くか悩みましたが、私達がクワちゃんと過ごした3日間が確かにあったことを記録しておきたいと思い書くことにしました。
クワちゃんと私達家族の記録です。
目次
クワガタを譲ってもらえることが決まり、私はホームセンターに向かいました。
子どもの頃に、弟がカブトムシを飼っていた記憶はありましたが、自分で道具を買うのは初めてです。
とりあえず、必要最低限の道具を揃えることにしました。
実際に購入したのはこちら☟

セット内容は以下の通りでした。

- 飼育容器(小)
- 飼育用マット
- 昆虫ゼリー
- えさ皿
夫にも連絡し、とりあえずこちらのセットで迎え入れることにしました。
息子が選んだクワガタくんがこちら。

思い出すだけで切ないです。
息子は触るのを嫌がっていましたが、ニコニコしながら観察していました。
名前は何にするかと尋ねましたが、「わかんない!」の一点張り。
「例えば、クワちゃんとか?」と私が言うと、「クワちゃんがいいね!」となり名前が決まりました。
名前が決まると、息子はさらに興味を持ったように見えました。
1日目。
新しい飼育容器に入ったクワちゃんは、ずっと固まったままでした。
えさを食べる気配もなく、じっとしていました。
まだ慣れないのだろうと、そっとしておくことにしました。
2日目。
朝、飼育容器を見ると、クワちゃんの姿が見当たりません。
夫が飼育容器の裏を見ると、飼育マットの下に隠れているクワちゃんを発見しました。
夫と息子は、「クワちゃん寝てるんだね。」と言ってそっとしておきました。
お昼頃になると、ゼリーを食べているのを確認できました。
だんだんと慣れてきてくれたんだな~と嬉しくなりました。
3日目。
夫と息子は、クワちゃんのために枝を飼育容器に入れてあげました。
クワちゃんは嬉しそうに上って、ずっと枝の上にいました。
「クワちゃん、喜んでいるね。」と夫と息子は嬉しそうに観察していました。
これが最後に見たクワちゃんの元気な姿でした。
翌朝、飼育容器を見ると、枝の横で仰向けになっているクワちゃんを発見しました。
最初は、単に起き上がれなくなっただけかと思いましたが、触れても動きませんでした。
夫にすぐに連絡しましたが、とりあえず夕方まで様子を見ることにしました。
仰向けでは可哀そうだと思い、えさ台の上に起こして様子を見ることにしました。
乾燥が原因かと思い、霧吹きで飼育マットを少し湿らせてみました。
しかし、夕方になってもクワちゃんは動くことがありませんでした。
せっかく我が家にやってきてくれた小さな命。
大切に飼育していく意思を持って迎え入れたのですが、結果的にそれを達成することができませんでした。
飼育セットについてきた飼育のポイントをよく読んで飼育を始めたつもりでした。

しかし、後になって再読してみると、読み落としていた箇所があったことに気が付きました。
それは、「乾燥やコバエの侵入を抑えるため、ディフェンスシート(別売り)を挟みます」と書かれた部分でした。
私達は、乾燥に対する対処を怠っていました。
また、良かれと思って入れた枝が、飼育容器の大きさに合っていなかった可能性もあります。
昼夜の気温差が激しかったので、温度管理が適切でなかった可能性もあります。
クワちゃんの死因はわかりませんが、飼育方法に問題があったのだろうと夫婦で反省しています。
息子は、クワちゃんの“死”を理解しきれていない様子でした。
夫がクワちゃんのお墓を作ってあげようと言うと、「クワちゃんこのお家嫌だったんだね。」と言っていました。
手を合わせてお別れを言っていたようですが、果たして理解できているのかどうか。
ただ、我が家にクワちゃんが居たことは、息子の記憶に確かに刻まれているようです。
お店でクワガタの写真がプリントされた商品を見ると、「クワちゃんに似ているね。」と言います。
息子はクワちゃんに愛着を持ち始めていたんだなと、切なくも嬉しくなりました。
クワちゃん、長生きさせてあげられなくて本当にごめんなさい。
そして、本当に短い間だったけど、我が家に来てくれて、息子と出逢ってくれて本当にありがとう。
どうか安らかにお眠りください。
2022年7月5日